人から道案内を受けると非常に助かるものですが、その時には「ご案内ありがとうございます」のフレーズが使われます。
相手に感謝を伝える表現ですが、これは厳密にはどのように使っていけば良いかなど、気になるところを確かめてみましょう。
「ご案内ありがとうございます」とは?
見知らぬ場所や道の案内をしてくれた人物に対して、感謝の思いを伝える時の表現です。
案内とは道に詳しくない人を目的地に導いたり、情報を知らせるなどの意味があります。
「ご案内ありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
他社に赴いて会議室まで連れて行ってもらったり、迷子になりそうな広い工場内を導かれたりと、ビジネスでも案内をされる機会が度々あります。
その際に案内する人のお陰様で無事に目的地に着くことができた時点で、「ご案内ありがとうございます」と感謝を伝える使い方が可能です。
これは現場を移動して案内をされる場合だけでなく、受付などで情報を知らされた場合にも用いることができます。
他の語句を繋げなくても、これ一言だけでも通用できるでしょう。
ただし丁寧な表現なので、短時間に何度も使っては違和感が出ることには注意が必要です。
「ご案内ありがとうございます」を使った例文
・『さっそくのご案内ありがとうございます』
・『ご同伴していただいて遠方までご案内ありがとうございます』
「ご案内ありがとうございます」の類語や言い替え
「ご案内くださいましてありがとうございます」は、くれるの尊敬・丁寧語である「くださいまして」を含めている、一層気持ちのこもった言い方です。
「ご案内に感謝いたします」は、感謝することをへりくだって言う形の表現となります。
「ご案内してくださって恐れ入ります」は、相手の好意に対してありがたい、済まないとの意味がある「恐れ入る』を使った言い方です。
また案内の部分は「先導」を用いることもできます。
「お知らせありがとうございます」の場合は、受付などで情報を受け取ることができた時の言い方です。
まとめ
知らない場所で目的地へと連れて行ってもらったり、情報を知らされた後に「ご案内ありがとうございます」を伝えるのが適切なのでした。
長々と述べることなく、これ一言だけで使うことは可能です。
さらにうやうやしく丁寧に言うことも可能ですので、相応しい言い方を考えてみてください。