この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご案内させていただきます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「ご案内させていただきます」とは?
「ご案内させていただきます」のフレーズにおける「ご案内」は、「道や場所を知らない人をそこに導くことや、ある地域を見せてあること」及び「事情やようすなどを知らせること」を意味する「案内」に、相手の方に敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
また、「させていただきます」は「させてもらう」の謙譲語表現の「させていただく」に、丁寧語の「ます」が付けられたものです。
したがって「ご案内させていただきます」は「案内させてもらう」の敬語表現で、「案内」は先に記した二つの意味でよく使われます。
「ご案内させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご案内させていただきます」における謙譲語の「させていただく」は、相手の方の許可を得ていて、かつその事により自分にメリットが得られる場合には限り使っても問題ない敬語表現とされています。
ビジネスシーンでは、このフレーズは先の「案内」の一つ目の意味では、例えば「工場のご案内をさせていただきます〇〇です」等と使われ、二つ目の意味では「イベントの詳細が決まりました改めて書面でご案内させていただきます」等と使われます。
いずれの場合も二つの条件を満たしていると言え、問題ない使い方となります。
また、このフレーズは会話での話し言葉でも使われますし、ビジネスメール等の書き言葉としても使われます。
「させていただく」はビジネスではよく使われる便利な表現ですが、正しい敬語表現として使えるのは、先の二つの条件を満たす場合であることを理解して使うことが大切です。
「ご案内させていただきます」を使った例文
・『今月の営業所長会議の詳細が決まりましたら、改めて事務局からご案内させていただきます』
・『よろしければ、この製品を生産している工場をご案内させていただきますが、いかがでしょうか』
「ご案内させていただきます」の類語や言い換え
「ご案内させていただきます」のフレーズは、敬語表現を換えて「ご案内いたします」や「ご案内申し上げます」や「ご案内させてください」や「ご案内させていただきたく存じます」や「ご案内させていただければ幸いです」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「ご案内させていただきます」は「案内させてもらう」の敬語表現です。
このフレーズでは、「案内」は「道や場所を知らない人をそこに導くことや、ある地域を見せてあること」及び「事情やようすなどを知らせること」の二つの意味でよく使われます。