「ご用意いただきますようお願いいたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご用意いただきますようお願いいたします」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご用意いただきますようお願いいたします」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「ご用意いただきますようお願いいたします」とは?

「ご用意いただきますようお願いいたします」のフレーズを、言葉毎に分解し、その意味等を少し詳しく説明します。

まず、最初の「ご用意」「前もって準備すること」を意味する「用意」に、相手の方に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。

次の「いただきますよう」「もらう」の謙譲語の「いただく」に丁寧語の「ます」と、婉曲表現の「よう」が付けられたものです。

また、後半の「お願いいたします」「望むこと」を意味する「願い」に敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた「お願い」に、「する」の謙譲語の「いたす」と、その後ろに丁寧語の「ます」が付けられた表現です。

したがって「ご用意いただきますようお願いいたします」「前もって準備してもらうように望みます」との意味の敬語表現となります。


「ご用意いただきますようお願いいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご用意いただきますようお願いいたします」のフレーズは、丁寧な敬語表現であり、口頭で使われるより、主にメール等の文書の書き言葉として使われます。

意味は先に記したように「用意してください、用意してほしい」で、目上の方に何かを用意することをお願いするフレーズです。

メールの文書においては、最後の結びとしてよく使われます。

なお、より丁寧な表現とするため、「何卒、どうか、どうぞ」等を、このフレーズの前に添えられることもよくあります。


「ご用意いただきますようお願いいたします」を使った例文

・『契約当日には、実印と印鑑証明書をご用意いただきますようお願いいたします』
・『A社の3名の方を、工場見学にお連れします。工場案内資料や昼食をご用意いただきますようお願いいたします』

「ご用意いただきますようお願いいたします」の類語や言い換え

「用意」の類語としては「準備」が挙げられるので、「ご用意いただきますようお願いいたします」「ご準備いただきますようお願いいたします」と言い換えることが出来ます。

また、「ご用意いただきますようお願いいたします」の敬語表現を換えて「ご用意いただくようお願いいたします」「ご用意くださいますようお願いいたします」「ご用意いただきますようお願い申し上げます」と言い換えることも可能です。

まとめ

「ご用意いただきますようお願いいたします」「前もって準備してもらうように望みます」との意味の敬語表現です。

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