ここでは「ご示唆」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご示唆」とは?
「ご示唆」は、直接ではなく、それとなく教えてもらう、そうして欲しいといった使い方になります。
「ご示唆いただき、ありがとうございました」と用いた場合、それとなく教えてもらったことに対してお礼を言っており、「ご示唆いただけますと幸いです」と使った時には、何かをさり気なく教えて欲しいと伝えていると考えていいでしょう。
例えば、直接合格したとは言わず、恐らく大丈夫だろうと伝えるような例がそれになり、直接ではなくこの「示唆」とするのは、直接そうとは言えない事情があるため、またはそれだけで分かるだろうと思って直接は伝えずに「示唆」に留めるなどといった場合です。
「ご示唆」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご示唆」は、先のように、そうしてもらう、そうして欲しいと用いる表現です。
頭の「ご」を外して「示唆」だけにすると、それをした、しようと思っているなどと使える幅が広くなりますが、丁寧さに欠けることになるため、相手からのそれと使う場合にはそのまま「ご示唆」とするのがいいでしょう。
実際にどのような形でそれが行われるかは色々なケースがあり、前述のように言葉を換えて使ったり、仕草でそれを伝えるような場合から、例え話を出して暗に促すといったことも行われており、そのような直接ではない伝え方がこの「示唆」になります。
「ご示唆」を使った例文
・『あの時にはさり気なくご示唆いただきましたお陰で助かりました』
・『そのままでなくとも構いませんので、せめてご示唆いただけないでしょうか』
「ご示唆」の類語や言い替え
・『ほのめかして』
この「ほのめかす」という表現も、それとなく伝えるという意味で使われています。
よって、「ほのめかしていただければ〜」のように言い替えに用いることができます。
「ご示唆」ほど堅い表現ではないので、こちらの方が文脈的に合っている場合にはこのように使うといいでしょう。
まとめ
「ご示唆」は、それとなく伝えてもらう、そうしてもらいたいと用いられる表現です。
丁寧に相手からのそれを求めて使うことになるため、頭に「ご」とつけており、それを外した形だと、こちらからのそれを誰かに伝えるという使い方もできるようになります。
