この記事では、日常やビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご紹介に預かりました」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「ご紹介に預かりました」とは?
「ご紹介に預かりました」のフレーズにおける「ご紹介」は、「未知の人どうしの間に入って引き合わせること」を意味する「紹介」に、相手の方に敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
次の「預かる」は「他人の物を引き受けて保管する」といった意味です。
そして、最後の「ました」は、丁寧語の「ます」の過去形です。
上記の三つの言葉を繋いだ「ご紹介に預かりました」は、意味の分からない表現になってしまいます。
これは実は首題で使われている「預かる」の漢字表記が間違っているためです。
このフレーズでの「あずかる」の正しい漢字表記は「受ける、こうむる」を意味する「与る」です。
ただし、この「与」の訓読みの「あずか(る)」は、常用漢字外の読みなので、一般的には平仮名表記の「あずかる」が使われます。
したがって、「ご紹介に預かりました」のフレーズは、「ご紹介にあずかりました」と表記すべきで、その意味は「紹介を受けた」すなわち「引き合わせを受けた」といった意味の丁寧な表現となります。
以降では正しい表記の「ご紹介にあずかりました」に換えて、説明を続けます。
「ご紹介にあずかりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご紹介にあずかりました」のフレーズは、結婚披露宴をはじめ、改まった式典等で、司会者に紹介を受けて、挨拶する際の冒頭で、「ただいま紹介にあずかりました〇〇でございます」等と使われます。
「ご紹介にあずかりました」を使った例文
・『司会者の方よりご紹介にあずかりました〇〇です』
・『只今、ご紹介にあずかりました〇〇です』
「ご紹介にあずかりました」の類語や言い換え
「あずかりました」は「いただきました」や「賜りました」と言い換えることができます。
したがって、このフレーズ全体は「ご紹介いただきました」や「ご紹介賜りました」と言い換えることができます。
まとめ
「ご紹介に預かりました」のフレーズの表記は間違いで、正しくは「ご紹介にあずかりました」と表記すべきで、その意味は「紹介を受けた」すなわち「引き合わせを受けた」といった意味の丁寧な表現です。