「ご苦労されたようで」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご苦労されたようで」とは?
「ご苦労されたようで」とは、ビジネスで使われる会話やメールなどにおいて「大変なご苦労をご経験されたとのことで」あるいは「一筋縄ではいかない業務に取り組んだ末に」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネス上で普段から係わりのある相手や仕事仲間などへ向けて、職務や事業などにおける難局を乗り越えた旨について言及したい場合などに用いられている文言で、相手の労苦や骨折りなどに対して労いの思いを伝えることができる言い回しとして使用されています。
「ご苦労されたようで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご苦労されたようで」とは、「一言では言い表せないようなご苦労をされたことと拝察いたします」もしくは「大変難しい対応に迫られたと存じております」などという意味合いで用いられている文言です。
取引や商売などを行っていく過程の中で、関係者が大変な思いをしながら成し遂げた事業や職務などに対して理解を示したかったり、取引相手や得意先などへの賞賛の思いなどを伝えたい場合などに用いられている文言で、先方の苦しかった思いなどに寄り添うことができる表現として使われています。
「ご苦労されたようで」を使った例文
・『繁忙時期における販売店舗の従業員数が不足していたためにご苦労されたようでございますが、問題なく対応が完了しているとのことで安心いたしました』
・『新しい企画を形にするまでには大変なご苦労されたようですが、ここから更に大事な局面に入ってまいります』
「ご苦労されたようで」の類語や言い替え
・『苦しい思いを乗り越えることができたとのことで』
・『厳しい状況から脱することができたようでございますので』
・『辛い局面をクリアできたことで』
まとめ
「ご苦労されたようで」とは、ビジネスの場において「苦痛を感じるほどの厳しい状況から抜け出せたことで」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。
