来訪者に対する声かけに、悩むこともあるものです。
「ご足労くださり誠にありがとうございます」の使い方を見ていきましょう。
「ご足労くださり誠にありがとうございます」とは?
「ご足労」とは、こちらに来てくれた方を労う言い方です。
「誠にありがとうございます」と述べているので、こちらが指定した会場に来てくれたことにお礼を伝える言い方になっています。
「ご足労くださり誠にありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
訪問してくれたお客様、取引先の担当者の方にお礼を伝える言い方です。
県をまたいで遥々遠くから出張してくれた担当者の方や、雨や雪が降っているなか立ち寄ってくれた営業マンの方に使えます。
時間をかけてこちらに足を運んでくれた方をもてなす言い方なので、テレビ会議やリモート系の打ち合わせには不向きです。
また自分から相手企業を訪問している時に「ご足労くださり」と申し出ると、おかしな会話になるので注意しておきましょう。
「ご足労くださり誠にありがとうございます」を使った例文
・『本日は弊社までご足労くださり、誠にありがとうございます』
・『足元の悪いなかご足労くださり、誠にありがとうございます』
「ご足労くださり誠にありがとうございます」の類語や言い替え
似ている言い方に「お世話様です」があります。
よく耳にする言い方ですが、目上の方に用いると「ご苦労様です」と同じくらい失礼にあたることも。
不安な時は「お越しいただき、ありがとうございます」と他の表現に置き替えて用いていきましょう。
また言い替えの表現に「ご足労いただきまして誠にありがとうございます」が挙げられます。
「ご足労いただく」は「ご足労くださる」よりも、広く用いられているフレーズです。
「この度はご足労いただき誠にありがとうございます」と引用できるので、来訪者にお礼を伝える表現として覚えておきましょう。
まとめ
「ご足労くださり誠にありがとうございます」の使い方を学びました。
適切な敬語を心得て、コミュニケーションの達人を目指してください。
