この記事では、「ご遠慮なく」の使い方に関して解説します。
「ご遠慮なく」とは?
「ご遠慮なく」とは、文字通り「遠慮しないで」という気持ちで使うことが多い言葉です。
もともと「遠慮」とは、「遠くを慮る」という意味の言葉で、「先のことまで考える」という意味でしたが、使われているうちに逆に「控えめにする」という意味でも使われるようになりました。
したがって、その意味では「ご遠慮なく」とは「控えめにしていないで」という意味になります。
これはよく使われる英語の表現「Don’t hesitate to」に近いものがあるようです。
そういったことから、この表現の後にはやってもらいたいことが続くのが普通です。
「ご遠慮なく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご遠慮なく」は、一般的にビジネスの現場で頻繁に使われる表現でしょう。
しかし、気をつけなければならないのは、「遠慮なく」には、本人にはそのような意識はなくとも、若干ですが上から目線のニュアンスがあるように受けとられる可能性があるといいうことです。
それを防ぐためには後述するような言い換えの言葉を使うのが良いでしょう。
「ご遠慮なく」の正しい敬語表現
「ご遠慮なく」自体にも丁寧な表現が含まれているので、こいのままでも使用できますが、さらに敬意を強くすると「ご遠慮なさらずに」、「お気兼ねなさらず」などになるでしょう。
「ご遠慮なく」を使った例文
・『なにかご質問がありましたら、ご遠慮なくおっしゃって下さい』
・『こちらの料理をご用意いたしましたので、ご遠慮なくお召し上がり下さい』
「ご遠慮なく」の類語や言い替え
「ご遠慮なく」の類語としては、「ご自由に」、「お気軽に」、「気にせずに」などがあります。
まとめ
この記事では「ご遠慮なく」に関して解説してきました。
このような言葉を使いこなせるようになるために、これを機会にもっと「ご遠慮なく」を使ってみてはいかがでしょうか。
