「せめてもの思いで」とは?
仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「せめてもの思いで」とは?
このフレーズは、「十分とは言えないが、でき得る限り最低限のことは行なうつもりなので納得してほしいという思い」を伝える際に用いる言い回しです。
このフレーズの「せめてもの」は副詞の「せめて」に強調の意の「も」と助詞の「の」が付いた言葉で、「要求されたことに十分満たされてはいないけれども」という意と「その中でできる限り最大限」という2つの意味合いを含んでいます。
「せめてもの思いで」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
このフレーズは、お世話になった人への感謝の言葉を伝える際とか、迷惑をかけた人への償い、悲しみや悲嘆に暮れているときに一筋の光明を見出だした時などに使用します。
お世話になった内容や相手にかけた迷惑の償いなどには完全に及ばないもののその一部分だけでもといった思いを伝える時に向いている慣用句です。
「せめてもの思いで」を使った例文
・『我々のせめてもの思いを是非ともかなえてください』
・『事故で唯一生き残ったこの子が立派に成長することだけが、せめてもの思いです』
「せめてもの思いで」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
「せめてもの」の類語・言い替え語としては、「最低限の」「少なくとも」「こればかりは」などが挙げられます。
また、「思いで」の類語・言い替え語としては、「希望で」「望みで」「願いで」などがあります。
よって、このフレーズを言い換えるにはこの2種類の類語・言い替え語を組み合わせることによって同様の意味合いの言い回しになります。
さらに「せめてもの気持ち」といった「せめてもの」を使った慣用句も色々とありますので、場面によって適切に使い分けてください。
まとめ
このフレーズは、何かを行なう時にそれが十分ではないことを認識しているものの、自分ができる最大限の努力をするつもりであることを伝える際に使う言い回しです。
