この記事では「その甲斐もあり」について解説をします。
「その甲斐もあり」とは?
それをやっただけのことはあって、という意味です。
「その」は、現在話題に出ている事柄や出たばかりの事柄を指したり、聞き手が当面している場面や事柄を指したりする言葉です。
「甲斐」は行動の結果として現れる事柄を意味します。
「その甲斐もあり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある行動をしたことで望ましい結果を得られたときに用います。
望ましい結果を得られたときだけに使い、望ましくない事柄であったときには用いません。
自然とそうなったのではなく、努力をしている場合に使われることが多いです。
たとえば、ある人に依頼を受けてもらいたいけれど、はじめ断られてしまったとします。
しかし、どうしてもこの人に依頼を引き受けてもらいたいです。
この人でないとできないことなので、別の人に代わってもらうことはできず、あきらめることもできません。
そこで、再度お願いをしてみることにしました。
しかし、それも断られてしまいました。
それでもあきらめきれません。
どうしてもこの人に依頼を引き受けてもらいたいので、お土産を持参して頼むなど、何度もお願いをしました。
その結果、その人は依頼を引き受けてくれました。
お願いをするという行動をしたことで、望ましい結果を得ることができたのです。
こういった、努力をしたことで望ましい結果となったときに用います。
「その甲斐もあり」を使った例文
・『その甲斐もあり、○○という結果になりました』
「その甲斐もあり」の返答や返信
望ましい結果になっているなら、喜びの気持ちを伝えるとよいでしょう。
相手も喜んでいるはずで、気持ちを共有すると喜びが増します。
努力をしたことで望ましい結果を得ているなら、その努力を評価してもよいでしょう。
評価されれば、さらに頑張ろうという気持ちになります。
また、評価をされると自己肯定感が高まることにもつながります。
まとめ
この言葉は、何かの行動をしたことで望ましい結果となったときに用いるものです。
望ましくない結果であるときには用いないことに気をつけてください。