「その認識で合っています」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「その認識で合っています」とは?
このフレーズは、相手から自分の認識が合っているか(正しいか)問いかけられた際に相手の認識が合っていると思えばこの言いまわしのように回答するときに使う言葉でとなります。
「認識」とはある物事の本質や意義などを理解している内容の意です。
このフレーズの言い替えとして使う「その通りです」「そのような内容で合っています」といった意味と同じです。
「その」は近くにあるものを示すための指示代名詞で、まさにその場において相手が説明したり話したりした内容を指します。
また、「合っています」は「合っている」の丁寧語で、「合っている」は「合う」の現在進行形になります。
すなわち、合っている状態はいま現在も変わっていないことを示します。
「その認識で合っています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
例えば、部下にあるシステムの説明資料の作成を依頼した場合で考えてみます。
説明する内容はまったく新しいシステムを初見の人に説明する内容で、説明する部下もそのシステムのことを正しく正確に理解しているか分からない状況です。
そんな状況で部下の説明資料を見ながら説明を聞き、終了後、上司である私に説明資料が私のイメージした通りになっているかということを「この認識で合っているでしょうか」という言葉で確認してきました。
このような場合、部下がこのシステムを正しく正確に理解しており、このシステムに対する考え方も上司の自分と合致していれば、このフレーズを使って回答すれば良いでしょう。
しかし、正しく正確に理解していなかったり、このシステムに対する考え方が上司の自分と合っていない場合はこのフレーズは使用せずに、別の言葉で認識が合致していないことを伝えましょう。
このフレーズを使用して回答すると、内容を理解していることだけでなく、考方にも同調したことになり、後で食い違いが発生する恐れもありますので、すべてに同調できないならば、否定する意見や考え方を説明する必要があります。
「その認識で合っています」を使った例文
・『あなたの説明や考え方は、その認識で合っています』
「その認識で合っています」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『その理解で正しいです』
・『その内容で合っています』
・『ご認識いただいている通り』
まとめ
このフレーズの意味と使い方について説明しました。
このフレーズは相手の判断や認識が正しく間違っていないことを伝えると共に、その認識や考えに同調する場合に使用します。