ここでは「たかが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「たかが」とは?
「たかが」は、内容として取るに足りないという意味になります。
そんな小さいことで、という解釈になり、「たかがお菓子のことくらいで、何を怒っているのだろう」などと用いる表現で、そんな小さいことで何を怒っているのかと言っている例になります。
このように、そんなことくらいで、という使い方をする表現だと考えると分かりやすく、要は馬鹿にして用いていることになります。
そのため、使う相手には注意が必要になるのはもちろん、いくら親しい間柄でも無闇に用いるべきではありません。
「たかが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「たかが」は、先のように、その内容を馬鹿にすることになってしまう表現のため、使う際には気をつけないといけません。
そして、「たかが知れてる」という形で用いることも多く、この時にも「一度や二度おこなったことがあるくらいでは、たかが知れてるというものだ」のような用い方になり、それでは経験として知れたものだといった意味で使っています。
このような表現ですが、「たかがそれくらいのことは心配しなくていい」のように使うと、それくらいのことなら心配は要らないという意味にもなります。
「たかが」を使った例文
・『たかが2年程度かじったくらいで、その道のエキスパートを名乗っているとは笑わせてくれる』
・『半年くらいの期間の留学で学べる英語力などたかが知れてるというものだ』
「たかが」の類語や言い替え
・『たかだか』
こちらも同じ意味で使われている表現で、上の例文の最初は「たかだか2年程度で〜」と置き換えることができます。
「たかが」と同様に、その内容を馬鹿にして使うことになり、どちらを用いてもほとんど同じです。
「たかが知れてる」という使い方はできないため、「たかが〜くらいで」といった用い方をする場合の言い替えに使われています。
まとめ
「たかが」は、何かしらの内容をそんな小さいことで、と馬鹿にして使う表現です。
よって、いい意味で用いることはあまりありませんが、「たかがそれくらいのことで〜」といったような使い方をすると、必ずしも悪い意味にはならず、それくらいのことなら気にすることはないと続ける用い方もできます。