ここでは「というだけで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「というだけで」とは?
「というだけで」は、それだけで、といった意味になる表現です。
例として、「他社より多少安いというだけで、購入先を変更するのもいかがなものでしょうか」といったように用いると、多少他社より安いというそれだけの理由で購入先を変えていいものかと言っています。
このように、それだけでそうして(そうなって)いいのかといった使い方がよく見られますが、「この商品は有名メーカー製というだけで、性能として特に優れている訳でもない」のような用い方をすることもできます。
「というだけで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「というだけで」は、先の有名メーカー製の例のように、それだけのことだという使い方もよく見られます。
「有名メーカー製というだけでは購入する理由にならない」といったような使い方をした場合もそちらの解釈になり、表現の意味としては、どちらもそれだけで、となりますが、前述したその理由だけでいいのかという用い方と、このようなそれだけのことだといった2つの使い方があると考えてよく、ビジネスを始めとして様々なシーンでこのどちらでも用いられています。
「というだけで」を使った例文
・『これまでに何度か経験があるというだけで、それほど詳しい訳でもありません』
・『これは新発売というだけで、他社の従来製品と比べて大きく変わっているという訳でもありません』
「というだけで」の類語や言い替え
・『というだけでなく』
この形にすると、「新発売というだけでなく、これまでにない画期的な機能を搭載しているそうです」のように用いる表現になり、それだけではない、という意味で使われています。
「というだけで」は、実質的に2つの使い方がありましたが、こちらはそれだけでなく、こうともなっている(そうともできる)といった用い方だけなので、そちらと比べて分かりやすい表現です。
まとめ
「というだけで」は、それだけで、という意味で2つの使い方ができます。
それぞれ、その理由だけで構わないのか、という解釈になる場合と、ただそれだけだ、という用い方で、そのどちらでも色々なシーンで広く使われています。
