人に答えを選んで欲しい場面では、「どれだと思いますか」が使われます。
問題解決をする上でも必要な言葉ですが、敬語に相応しい形かは疑問があるようです。
正しい言い方などを考えてみましょう。
「どれだと思いますか」とは?
目の前に候補となる物事が複数ある場合に、選ぶべきものはどれだと考えるかを相手に尋ねるために使われます。
「どれだと思いますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務上で選択肢が幾つも出てくるような場面では、自分で決めるのではなく、他の人に選んでもらうことがあるでしょう。
その時に「どれだと思いますか」を用いて、選び出してもらう使い方をするのが基本です。
その際には相手にとって、候補となるものが明確に分かる形にしておく必要があります。
また「どれ」は丁寧な表現ではなく、日常会話で使うような表現と言えるので、目上に対しては言い換えが必要です。
「どれだと思いますか」を使った例文
・『子供がもっとも好きなデザインは、どれだと思いますか』
・『この中で正しい答えはどれだと思いますか』
「どれだと思いますか」の類語や言い替え
「どちらだと思われますか」は、どれを丁寧に言う「どちら」と、思うの尊敬語「思われる」を併せたうやうやしい表現です。
ただ「どちら」は選択肢が2つの場合に使う言葉なので、どれとは異なった意味になるでしょう。
「いずれだと思われますか」は、どれの意味を持つ「いずれ」を用いた丁寧な言い方です。
「どちらだとお考えになられますか」は、考えますかの尊敬語である「お考えになられますか」を使った、最上級の敬語になります。
まとめ
複数の選択肢の中から人に答えを導いて欲しい時に、「どれだと思いますか」を使うのでした。
これは若干カジュアルな響きになっているので、目上には言い換える必要がありそうです。
その場合は「どちらだと思われますか」など、うやうやしい表現を選んでみるのが良いでしょう。