ここでは「なっておりますので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「なっておりますので」とは?
「なっておりますので」は、そのようになっていると下から伝えるために使います。
謙譲表現となるため、目上の人を相手に用いられることが多く、「そのようになっておりますので、ご了承ください」のように、そうなっているのでどうこうと続ける使い方になります。
その意味で色々なシーンで用いられており、BtoCでお客様になる相手に対して使うのに向いていることから、「そちらのチケットは再入場無効となっておりますのでご注意ください」などといった注意喚起にもよく用いられており、丁寧にそのように伝えることができます。
「なっておりますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「なっておりますので」は、意味さえ合っていれば色々な使い方ができます。
例えば、「そちらは3つでセットになっておりますので、単品での販売は行っておりません」のように用いたり、「デモ用のソフトのため、保存はできないようになっておりますのでと注意ください」のような使い方もよく見聞きします。
いずれの使い方も下から目上の人や対外的な相手に、またはお客様に対して用いられ、ビジネスシーンでも他社に何かの説明を行うような場面でよく使われている表現です。
「なっておりますので」を使った例文
・『来週の○日は定休日となっておりますのでご承知おきください』
・『そちらの商品は今なら半額になっておりますので、とてもお買い得です』
「なっておりますので」の類語や言い替え
・『なりますので』
「なっております」は過去形で、この「なります」は進行形という違いがありますが、表現としての意味は一緒で、こちらも丁寧な形になり、言い替えに使うことができます。
どちらを用いてもほとんど変わることはありませんが、「なっておりますので」の方が下から使うのに向いているため、ビジネスシーンや文章で用いる際にはそちらの方がいいでしょう。
まとめ
「なっておりますので」は、そうなっているという意味になります。
下から丁寧にそのように伝えるために使われており、そうなのでこのようになるといったように続けて用いられます。