適切な敬語なのか、確認したくなるフレーズもあるものです。
「にあたってのご挨拶」の正しい使い方と例文をチェックしていきましょう。
「にあたってのご挨拶」とは?
この場合の「にあたって」とは、ある時機や機会をあらわす表現です。
また「ご挨拶」は、頭を下げることをいいます。
そのため「にあたってのご挨拶」で「〇〇について、ご挨拶をいたします」という意味に変わります。
周年記念の挨拶文などに用いられる、改まった敬語といえるでしょう。
「にあたってのご挨拶」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
記念すべき年にあたり、代表者から支えてくれた方々にお礼を述べたい場合があります。
創業100周年、あるいはイベントの5周年記念など、節目の年に発表するリリース文、スピーチで使われるのが「にあたってのご挨拶」になります。
ビジネス文書では「創業五十周年にあたってのご挨拶」がそのまま見出し、タイトルになることも多いので、うまく取り入れていきましょう。
またこうした挨拶文では支えてくれた関係者の方、ひいきにしてくれたお客様にお礼の心を伝えるのも大切です。
一方的な通知文にならないよう、気遣いをにじませていきましょう。
「にあたってのご挨拶」を使った例文
・『創業100周年にあたってのご挨拶を申し上げます』
・『音楽コンサート5周年にあたってのご挨拶を申し上げます』
「にあたってのご挨拶」の類語や言い替え
似ている言葉に「にあたりまして」があります。
例えば「開会にあたりまして、ご挨拶を申し上げます」とすると、式典の挨拶文になります。
また「開会にあたりまして、ひと言ご挨拶をいただきたいと思います」とすると、スピーチする方につなぐ紹介文になります。
言い替えに「に際しまして」や「を迎えるにあたり」があります。
まとめ
「にあたってのご挨拶」を解説しました。
色々表現を知っていると、どこに行っても模範的な行動が取れます。
正しい敬語を用いて、スキルアップに活かしましょう。