ここでは「の面において」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「の面において」とは?
「の面において」は、主として本題とは異なる何かについては、という使い方になります。
例えば、「この事業は収支的には厳しいものがありますが、地域の環境保護の面においては一定以上の成果を上げられたと思っています」といったような使い方になり、それについてはどうこうと続けて用います。
逆に、そちらはよくない、と「収支的には安定していますが、騒音の面において、近隣からクレームが出ることがあるので、今後はそちらにも気を配らないといけないと考えています」のような用い方をしても構いません。
「の面において」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「の面において」は、先のように、別のそちらについては、という用い方をされる表現です。
ビジネスシーンでも、採算の面においては、といったような使い方がよく見られ、「人材育成の面においては成功していると考えています」などと用いることもあります。
やはり、それ以外に本題となる内容があり、それはそれとして、またはそれはそうなっているが、こちらについてはこうだといった使い方をする表現になり、ビジネスを始めとして、少し堅くそういったことを伝えるために用いられる表現です。
「の面において」を使った例文
・『こちらの商品は性能については言うことはありませんが、価格の面において他社製品より割高なのが否めません』
・『人員は何とか確保できましたが、日程の面において少し調整が必要かも知れません』
「の面において」の類語や言い替え
・『に関して』
こちらの表現を使っても意味は一緒で、「○○に関しては一定の効果を上げられたと思います」のように同様の使い方ができます。
どちらを用いてもほとんど変わることはありませんが、ビジネスシーンで何かの報告になる場合には、「〜おいて」と用いる方が向いている場合が多いです。
まとめ
「の面において」は、本題となる内容とは別に、こちらはこうなっているといった使い方をするために用いられます。
それはそうだが、こちらはこうだといった使い方になり、そちらは悪いがこちらはそうではない、もしくはその逆になるような用い方をする表現です。
