ここでは「ひとまず」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ひとまず」とは?
「ひとまず」は、継続している事柄の中で、そこで1つ区切りとする、そのようになるという意味で用いられます。
「ここでひとまず休憩としたいと思います」のように用いられ、この場合、その時点で一度休憩にするという意味で使っています。
このように、そこで小休止をするといった使い方になることが多く、行き詰ってしまったという時にもよく用いられています。
一時的なものだという意味になるため、先のような小休止などが対象になりますが、「ひとまず今日は終わりにしよう」のように、ここで一度終わりにするといった用い方をしても構いません。
また、「雨はひとまず止んだようだ」などと、自然と何かがそうなったといった使い方もできる表現です。
「ひとまず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ひとまず」は、そうするという用い方だけでなく、「ひとまず休憩しませんか」のように、そこで一度休憩にしたいなどと提案時にも使うことができます。
いずれも使い方でも前述のように、一時的なという意味になり、休憩やその日はそこで終わりにするといった場合だけでなく、Aの作業をしている時に「ここでこの作業はひとまずやめて、Bの方にかかりませんか」といったように、その事柄を一時的に中断し、違うことに取り掛かるというケースでも用いることができます。
その場で直接口語でそうする、そうしませんかと使ったり、文章で明日で、今週でそうすると使われるなど、色々な事柄を対象に用いられています。
文章の時には漢字で「一先ず」とも記載できますが、表記的にあまり使われていません。
「ひとまず」を使った例文
・『ここでひとまずこの作業は終わりにしたいと思います。再開時期はまた追ってお知らせいたします』
・『あと1時間でひとまず休憩とします。15時から続きをお願いします』
「ひとまず」の類語や言い替え
・『一旦』
この「一旦」も「ひとまず」と同様に、一時的にという解釈になります。
よって、「ひとまず休憩にしよう」は「一旦休憩にしよう」としても同じ意味になり、言い替え表現として使われています。
こちらも口語、文章のどちらでも使うことができますが、どちらかと言うと口語向けの表現となっているため、文章の時には「ひとまず」とする方がいいでしょう。
まとめ
「ひとまず」は、何かが一時的にという意味で使われます。
一時的にそうする、そうしたいなどと使われており、自然とそうなったような時にも用いることができ、あくまでその時(間)だけだどいう意味になります。