この記事では、「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」とは?
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」は、相手が暇な時にさっと読んで欲しいと伝える丁寧な表現です。
「お手すき+の+際+に+お目通し+いただければ+幸いです」で成り立っている語で、「お手すき」の「お」は尊敬語の接頭辞、「手すき」は「仕事の合間などで、手の空いているとき」、「の」は接続助詞、「際」は「時」「場合」、「に」は接続助詞、「お目通し」の「お」は尊敬語の接頭辞、「目通し」は「ひととおり見ること」、「いただければ」は「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形・仮定形「いただけれ」+接続助詞「ば」、「幸いです」は「〜とありがたい」の丁寧語、全体で「手の空いている時にひととおり見てもらえればありがたい」の敬語表現になります。
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」は、相手に書類を読んで欲しい時に使われます。
「目通し」は「さっと見ること」ですが、「読んで内容を把握しておいて欲しい」という意味も含みます。
相手の都合次第で読んでもらうことを表しますので、緊急度の高いおのには使えません。
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」の正しい文章表現
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『お手すきの際にご高覧賜れますと幸甚に存じます』
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」は正しい敬語表現ですが、最も丁寧な表現のひとつを紹介します。
「ご高覧」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「高覧」は「相手をうやまって、その人が見ることを言う語」、「賜れ」は動詞「賜る」の可能形・連用形で、「目上の人からもらうこと」の謙譲語、「幸甚」は「この上ない幸せ」、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「手が空いている時に、見てもらえるとこの上ない幸せに思う」の敬語表現になります。
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」を使った例文
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」を使った例文は以下の通りです。
・『企画書を作成いたしましたので、お手すきの際にお目通しいただければ幸いです』
・『新商品のアイデアをまとめましたので、お手すきの際にお目通しいただければ幸いです』
・『全体会議のスケジュールを作成いたしましたので、お手すきの際にお目通しいただければ幸いです』
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」の類語や言い替え
「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご都合のよろしい時にお目通しいただければ幸いです』
・『お時間のある時にご一読いただければ幸いです』
・『お時間空きましたらご一読いただければ幸いです』
まとめ
今回は「お手すきの際にお目通しいただければ幸いです」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
