待って欲しい時の敬語は、何パターンか存在します。
「もうしばらくお待ち願えればと思います」の正しい使い方を見ていきましょう。
「もうしばらくお待ち願えればと思います」とは?
「もうしばらく」は「現時点から、さらに延長してあと少し」という意味合いがあります。
「願えればと思います」は、お願いする気持ちを表現しています。
この場合は「お待ち」が「待つこと」にかかっているので、さらに待って欲しい時に使われています。
「もうしばらくお待ち願えればと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
受付業務をしていると、担当者に代わって「お待ちください」と伝えなければいけないことがあります。
大切なお客様と知っていると、ことさら緊張するものです。
「もうしばらくお待ち願えればと思います」は丁寧な表現に思えますが、いくつか修正したい点も。
「もうしばらく」は上品な「今しばらく」に直すと品よく聞こえます。
また「お待ち願えれば」という言い方はビジネスシーンではあまり使われない表現です。
思いきって「お待ちいただけますか」や「お待ち願えますでしょうか」に直すと聞き取りやすい敬語になります。
「と思います」より柔らかにまとまるので、覚えておきましょう。
「もうしばらくお待ち願えればと思います」を使った例文
・『ご面倒ですが、もうしばらくお待ち願えればと思います』
・『恐れ入りますが、今しばらくお待ちいただけますか』
「もうしばらくお待ち願えればと思います」の類語や言い替え
似ている言い方に「今しばらくお待ちいただきたく存じます」が挙げられます。
「もうしばらく」を「今しばらく」に直して、さらに「お待ち願えればと思います」を「お待ちいただだきたく存じます」に取り替えています。
また言い替えの表現に「今しばらくお待ちいただけます」や「今しばらくお待ちいただけますでしょうか」も挙げられます。
覚えておきましょう。
まとめ
「もうしばらくお待ち願えればと思います」の使い方を学びました。
適した使い方を覚えて、敬語の達人を目指していきましょう。
