何かが物事の真ん中にあることの表現として、「を中心として」というものがあります。
業務の中でもよく見かけられる表現ですが、その使い方などについて、詳しく見て行くことにしましょう。
「を中心として」とは?
ある場所や行動などにおいて、1つの要素が中央部に存在することや、物事の核心となっていることを伝える表現です。
「を中心として」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
チームの中にはリーダーが存在したり、製造業では工作機械が主軸となっているなど、物事には中心となっている要素があります。
それについて「を中心として」で表現することが可能です。
これを使うことで何が核心として機能しているか明確になり、それを伝えたり、助言するなどの用法ができるでしょう。
用いる時には「リーダーを」などのように、どんな存在が中心であるかを示すことが必要です。
これに続けて「まとまっている」などいまの状態などを伝えることができます。
ただし敬語の表現になっていないので、場合によっては謙譲語などに言い替えた方が良いかもしれません。
「を中心として」を使った例文
・『新規プロジェクトはリーダーを中心として、チームはまとまっている方だと思います』
・『今回のポスターは主人公を中心として、構図を考えるようにしてください』
「を中心として」の類語や言い替え
「を中心といたしまして」は、物事の中心であることを、謙譲語の「致す」を用いて伝える表現です。
「を中心としまして」は、真ん中の要素についてを丁寧に伝える言い方になります。
「を核心として」は、中心となっている重要なところを意味する表現です。
「を主として」の場合も、物事の大切な中心となるところを表します。
「を主軸として」は、物事の中心の軸にあるとの意味です。
「を基点にして」は、考えや行動の元にあることを表しています。
「を主体として」は、物事の中心部分であることを表す形です。
まとめ
物事の真ん中に存在することや、核心となっていることを言い表せるのが、「を中心として」との表現です。
目上などに対して言う場合は、別の形に言い替えることも考えられます。
中心となる物事や人物について言い表したい場合には、活用してみてください。