よく芸術鑑賞を好んでいる人であれば、「ジャンルを問わず」という表現は使うかも知れません。
しかし「ジャンル」の意味については漠然と分かるだけで、真の意味を考えない場合もあるようです。
ジャンルを問わずとは一体何の意味で、どう使うかなどを確かめてみましょう。
「ジャンルを問わず」とは?
物事の種類について、限定をしていないことを言い表しています。
「ジャンル」とは特に音楽や絵画など、芸術作品の種類の意味が強いカタカナ語です。
「ジャンルを問わず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
様々な種類の絵画や音楽などの芸術分野がある中で、その種類に関係なく鑑賞したり実践していることがあります。そのような状況を言い表すにあたって「ジャンルを問わず」を使うことができるでしょう。これによって種類にこだわりがないことを、伝えることができます。使う場合には何のジャンルなのかを、「音楽は」のようにはっきり示すことが良いです。またこの後に「聴いています」のように、何の行動をしているかも示すことができます。「ジャンル」はカタカナ語であるのでカジュアルな言葉になりますが、芸術分野の種類の意味合いで使う場合は、ジャンルのままが良い場合もあるでしょう。しかし芸術分野以外の種類についても、ジャンルで言い表されるのは通常です。そのため他の表現に言い替えるかどうかは、時と場合によると言えます。
「ジャンルを問わず」を使った例文
・『昔から音楽についてはは、ジャンルを問わず耳にしていました』
・『当館ではジャンルを問わず、さまざまな芸術作品をご紹介しています』
「ジャンルを問わず」の類語や言い替え
「ジャンルを問うことなく」は、種類を問うような行動はしないことを表しています。
「ジャンルは気にせず」は、ジャンルを受け流すという意味です。
「ジャンルにこだわらず」は、必要以上にジャンルに気持ちをとらわれないことを表します。
「種類に関係なく」は、ジャンルには関心を示さないとの意味です。
「条件なし」は、特定の条件などに限定しないことを表します。
またジャンルについては「分類」「タイプ」「スタイル」と言い表すことも可能です。
まとめ
種類を限定しないことを意味するのが、「ジャンルを問わず」との表現です。
しかし芸術分野についての意味が強い表現となっていますので、言い替える場合は判断が必要でしょう。
「種類に関係なく」など、相応しい言い替えをしてみてください。
