今さら先輩に聞きにくい、難しい敬語もあるものです。
「三寒四温の時節柄」の適切な使い方と例文を調べていきましょう。
敬語の力を引き上げてください。
「三寒四温の時節柄」とは?
この場合の「三寒四温」は「さんかんしおん」と読みます。
寒い日が3日あったら、その後は4日温かいポカポカ陽気が続くことの例えになります。
寒暖差がある冬から春へ変わる、移り変わりの季節をあらわしています。
また「時節柄」は「じせつがら」と読みます。
「このような時節なので」というニュアンスが込められています。
そのため「三寒四温の時節柄」で「寒暖差の激しい季節なので」と訳せます。
気温差が激しい季節に、相手を労わる言い方といえるでしょう。
「三寒四温の時節柄」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
寒いと思ったらコートのいらない暖かい日もあるなど、気候の変化が激しいシーズンもあるものです。
冬の終わりから春に向かって、季節の入れ替わりがおこなわれる頃に用いると、適切に使えます。
暖かい日と冷たい日が入り混じっている週に使うと、違和感なく使えるので覚えておきましょう。
またこの言葉の後には、相手を気遣う文を入れるとスマートに決まります。
「三寒四温の時節柄、見事な風邪をひきました」と自身の体調不良を伝えることもできますが、多くが相手を気遣う文に使うので心得ておきましょう。
「三寒四温の時節柄」を使った例文
・『三寒四温の時節柄、どうぞご自愛ください』
・『三寒四温の時節柄、ご体調にお気を付けください』
「三寒四温の時節柄」の類語や言い替え
似ている言い方に「暑さ寒さも彼岸まで」があります。
暑い日と寒い日がそれぞれ夏のお彼岸、春のお彼岸までに終わることの格言です。
言い替えに「三寒四温のこの頃」があります。
まとめ
「三寒四温の時節柄」を解説しました。
色々な敬語をひとつずつ学んでおくと、ビジネス文書やビジネスメールが簡単に作れます。
言葉を磨いて、仕事力も引き上げましょう。