「上がってきています」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「上がってきています」とは? ビジネス用語

ここでは「上がってきています」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「上がってきています」とは?

「上がってきています」は、いくつかの意味で用いられます。

まずは、「○○の株価が上がってきています」といったような、数字的に表すことができるものが上昇しているという使い方です。

そして、「近年ではよく話題に上がってきています」などとも使うことができ、この場合は何かがそうなってきているという解釈になります。

また、「彼は今こちらに向かって上がってきています」のように、方向として上へ移動しているといった使い方をすることもあり、この3つが主な用い方となっています。

同音になりますが、緊張するという意味での「あがる」とはまた別なので、そちらとして使うことはできません。


「上がってきています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「上がってきています」は、そうなってきているという意味になるため、進行形の使い方になる表現です。

よって、いずれの使い方でも今後どうなるかは分かりませんが、今はその最中とも言うべき状態の事柄を表すために使われており、先の株価の例でも、今は価値が上がっているものの、急に下落してしまう可能性も十分にあります。

話題に上がっているという使い方の場合もそれに違わず、急にその事柄が何の話題にもならなくなるかも知れないので、あくまでこのように使った時点でのことだと解釈しないといけません。

文章で用いる時には、数字や高さなどが上がるのではなく、「話題に上がって〜」などと用いる場合、「上がって」「挙がって」としても間違いではありません。

むしろ、そちらの方が分かりやすい場合があるので、そのように使われることも多く、下の例文の2番目もそのような使い方の1つです。


「上がってきていますを使った例文

・『今日は夏らしく、午前中から気温が上がってきています』
・『候補となる作品が続々と上がってきています』

「上がってきています」の類語や言い替え

・『下がってきています』
こちらは逆に、数字的に下がっている、位置や高さなどが低くなっているという意味で用いる表現です。

使い方はその意味で「売上が下がってきています」のようになりますが、「上がる」「挙がる」となるような、そうなってきているという用い方はしないため、こちらの方が解釈が簡単です。

まとめ

「上がってきています」は、紹介した3つの意味で用いられている表現です。

進行形でそのような状態だと表すために使われており、「挙がって〜」とも使える用い方が少々特殊ですが、それ以外は数字的に、位置や高さなどがそうだという意味なので、難しい解釈になることはありません。

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