この記事では、「遅刻してしまいそうです」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「遅刻してしまいそうです」とは?
「遅刻してしまいそうです」は、定められている時間までに目的地に到着できそうにないことを伝える丁寧な表現です。
「遅刻+して+しまい+そうです」で成り立っている語で、「遅刻」は「決められた時刻に遅れること」という意味、「して」は動詞「する」の連用形「し」+接続助詞「て」、「しまい」は動詞の連用形+接続助詞「て」に付き「そのつもりでないのに、ある事態が実現する意を表す語」、「そうです」は助動詞「そうだ」の丁寧語で「〜というようすだ」という意味、全体で「決められた時刻に意に反して遅れるようすだ」の敬語表現になります。
「遅刻してしまいそうです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「遅刻してしまいそうです」は、出社や会議、面接など、始まりの時間が決まっているものごとに遅れる可能性が高い時、または遅れることが決まっている時に使われます。
社会人として遅刻するのは大変なマナー違反ですので、「大変申し訳ございませんが」など、謝罪の言葉を伴って使いましょう。
また、何時頃に到着するのか、具体的な時間を示すことも大切です。
「遅刻してしまいそうです」の正しい敬語表現
「遅刻してしまいそうです」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『〇分ほど遅刻いたします』
「ほど」は「おおよその時間・時刻」という意味、「いたします」は、動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形「いたし」に、丁寧語「ます」が付いた語です。
具体的な時間を示すことで、よりビジネス向きになります。
「遅刻してしまいそうです」を使った例文
「遅刻してしまいそうです」を使った例文は以下の通りです。
『電車が遅れて遅刻してしまいそうです』
人身・車両事故などにより、電車が遅れて目的地に着けないことを表します。
電車の場合、融通を利かせてくれる企業も多くなります。
『工事による渋滞で遅刻してしまいそうです』
車を使う場合、渋滞により遅れてしまうこともありますが、よほどのことがない限り正当な理由にはなりません。
「遅刻してしまいそうです」の類語や言い替え
「遅刻してしまいそうです」の類語や言い替えは以下の通りです。
『〇分ほど遅刻する見込みです』
「見込み」は「予想されること」という意味です。
『到着時間が〇時〇分頃になります』
「電車が遅れて」などの理由に続けることにより、「遅刻します」を使わない表現になります。
『〇分頃に到着予定です』
「何時に着くか」をはっきりさせる表現です。
まとめ
今回は「遅刻してしまいそうです」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
