ここでは「中程」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「中程」とは?
「中程」は、いくつかの使い方ができる表現です。
まず、週や月のそれという用い方があり、「来週の中程には完成する予定です」のように使った場合がそれにあたります。
この場合、週の中間くらいにはという解釈になり、具体的には水曜日か木曜日辺りと言っていると考えていいでしょう。
そして、「辛くもなく、甘くもなく、その中程といった味でした」などといった用い方をすることもでき、このような何かの何かの間と使っても構わず、こちらの用い方では、「今、○○ビルと公園の中程の場所に居ます」のようにも使われています。
「中程」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「中程」は、先のような週や月の中間、または何かと何かの間といった用い方になります。
前者では、「その文化が生まれたのは江戸時代の中程のようです」のような使い方をしてもよく、始まりと終わりが決まっている期間の中間辺りのことだという意味で使われています。
また、応用として、「それほど強くなく、中程の力で叩いてください」といった使い方をしてもよく、この手の用い方の場合、その上限や下限が決まっている訳ではありませんが、おおよその範囲を想定し、その中間くらいで、と使っていると考えてください。
「中程」を使った例文
・『先日修理に出した○○ですが、来月の中程には直って戻ってくると聞いています』
・『その話は明治の中程を舞台にしているため、今とは文化基準が大きく異なっています』
「中程」の類語や言い替え
・『中程度』
このような形にすると、前述した「中程」の用い方で、「それくらいの力で」と使った場合に向いている表現になります。
よって、「中程度の力で叩いたください」といったような用い方が多いですが、「学力はそれほど優秀という訳でもなく、中程度のようです」などとも使うことができます。
まとめ
「中程」は、始まりと終わりが決まっている期間の中間、またはどこかとどこかの間という意味になります。
厳密にその中央(値)という訳ではなく、その辺りという解釈になり、これくらいだろうと想定した範囲の中間くらいという使い方をしても構いません。
