ビジネスの現場では、さまざまな用語が使われます。
その中には、時にはその使用法を間違って覚えているケースもあります。
ここでは、「乗り切れば」という言葉のビジネスでの使われ方に関して詳しく解説します。
「乗り切れば」とは?
「乗り切れば」とは、文字通り、「困難に耐えて、物事を最後までやり遂げたら」という意味で使われる表現です。
「乗り切る」とは、元々は船に乗って、荒波に耐えながら目的地まで到達するという意味の言葉です。
ここで出てくる「切る」は、何かを終了させるというニュアンスでよく使われます。
そして、「れば」は、仮定や、条件を意味する接続後です。
したがって、これらを総合すると、「頑張ってやり遂げるならば」という意味になります。
「乗り切れば」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「乗り切れば」をビジネスで使用するのは、現時点で何か困難な状況である場合に、それを耐えた後の状況を説明するためです。
多くの場合は、良いことがあるのを示すことが目的です。
ビジネスメールや会話においても使われます。
「乗り切れば」の正しい文章表現
ここでは「乗り切れば」の正しい表現に関して解説します。
通常、この表現は「自分たち」を主語にして使われるので、その場合はあまり気にする必要はありませんが、主語が相手、あるいは相手を含むグループや会社である場合には、注意が必要です。
この言葉自体には敬語表現が含まれていないので、前後に続く文章には必ず敬語を入れることが重要です。
「乗り切れば」を使った例文
・『この難局を乗り切れば、成功することができるでしょう』
・『頑張って辛い時期を乗り切れば、楽しい日々が待っています』
「乗り切れば」の類語や言い替え
「乗り切れば」の類語や言い換えの言葉としては、最も近い意味の「乗り越えれば」、若干意味が違うが、同じシチュエーションで使われる「克服すれば」「耐え切れば」「持ちこたえれば」などがあります。
まとめ
この記事では、「乗り切れば」のビジネスでの使い方に関して解説してきました。
今回ご紹介した言葉以外にも、使い方が難しい言葉はたくさんあります。
この機会に言葉に関する知識を蓄えておきましょう。