この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「今年も残すところわずかとなりました」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「今年も残すところわずかとなりました」とは?
「今年も残すところわずかとなりました」のフレーズにおける「今年」は「今の年、現在の年」のことで、改まった表現で使われる「本年」も同義です。
次の「残すところ」の「ところ」は漢字表記の「所」のように、空間的な位置を表す言葉としてではなく、時間を表す言葉として使われています。
また「わずか」は漢字表記では「僅か」で、「少し」を意味する言葉です。
そして、最後の「なりました」は「なる」に丁寧語の「ます」の過去形の「ました」が付けられた表現です。
したがって「今年も残すところわずかとなりました」のフレーズは、「本年も残りの日時が少なくなった」との意味の丁寧な表現となります。
「今年も残すところわずかとなりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「今年も残すところわずかとなりました」のフレーズは年末の挨拶でよく使われる表現です。
「わずか」は「少し」の意味ですが、残す時間がどの程度を指すかの決まりはありません。
しかし、取引先等へのメールでの年末の挨拶は、29〜31日はすでに年末休暇に入る企業が多いことから25〜27日あたりに出すのが適切です。
ただ、年末休暇が近づくと何かとバタバタすることも多く、もう少し早く送られることもあります。
こうした点から、一般的にはこのフレーズは12月下旬に使うべきフレーズだと覚えておくと良いでしょう。
また、このフレーズに「あと」を挿入して「今年も残すところあとわずかとなりました」との表現も使われ、こちらの表現の方がよく使われる言えるでしょう。
「今年も残すところわずかとなりました」を使った例文
・『今年も残すところわずかとなりました。来年も変わらずご親交の程よろしくお願いいたします』
・『今年も残すところわずかとなりました。本年は何かとお世話になりましたこと、改めてお礼申し上げます』
「今年も残すところわずかとなりました」の類語や言い換え
「今年」の類語としては「本年」が挙げられ、「今年も残すところわずかとなりました」は「本年も残すところわずかとなりました」と言い換えることが出来ます。
また「残すところわずか」を少し簡略化して「今年も残りわずかとなりました」や「今年もあとわずかになりました」と言い換えることも出来ます。
まとめ
「今年も残すところわずかとなりました」のフレーズは、「本年も残りの日時が少なくなった」との意味の丁寧な表現です。
年末の挨拶でよく使われるフレーズです。