ここでは「付随する」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「付随する」とは?
「付随する」は、何かに関連してするものを指すための表現です。
例えば、「この契約に付随する内容については、以下にまとめて記載します」といったように用いると、その契約に関連する内容をその後に続けていると使っています。
その手の契約などに関することに対して使うだけでなく、「こちらのマンションには付随する駐車場がありますが、家賃とは別の利用料金が掛かります」のような用い方をしても構いません。
この場合、そのマンションには関連施設として駐車場があり、それを利用するなら別料金が発生すると言っています。
「付随する」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「付随する」は、語尾を変えて「付随します」とすると、何かがそれについてくるという使い方ができます。
「この商品には専用のケースが付随します」のような使い方がそれになり、逆に「付随しません」として、「専用ケースは別売となっており、商品には付随しません」といったような用い方を構いません。
それに関連している内容が対象になる表現のため、「この自動車に付随するオプションとして、リアスピーカーの用意もございます」などと、それに関連しているものを紹介する使い方をすることもできます。
「付随する」を使った例文
・『その法案に付随する書類がこちらになります』
・『先の件に付随する内容として、○○についてもここで決めたいと思います』
「付随する」の類語や言い替え
・『付属する』
こちらの「付属」とすると、ついてくるという意味で使う表現になります。
「付随する」を前述のような「この商品には専用のケースが〜」と、ついてくるといった意味で用いる場合の言い替えになり、関連するという意味ではないため、「商品に付属する説明書を〜」や「付属するものは以下になります」などと、何かとセットになっているものを指して用いるのに向いています。
まとめ
「付随する」は、それに関連するものを対象にして用います。
契約の内容など目に見える形のないもののそれと使ったり、ある商品に関連するそれと用いるなど、色々な使い方をすることができ、「付随します」とすると、ついてくるという意味で使える表現です。