「代わりと言ってはなんですが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「代わりと言ってはなんですが」とは? ビジネス用語

ここでは「代わりと言ってはなんですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「代わりと言ってはなんですが」とは?

「代わりと言ってはなんですが」は、それが何かの代わりとしては不十分かも知れないが、という意味になります。

その相手の求める内容を提供できない場合に、「その代わりと言ってはなんですが、○○を用意させていただきます」といったような使い方になり、その○○では代わりには不十分かも知れませんが、そうさせていただく用意がありますと言っています。

基本的には本来用意するべきものに準じた、極力近いものをそれとして挙げる使い方になりますが、全く異なる提案をするために用いることもあります。


「代わりと言ってはなんですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「代わりと言ってはなんですが」は、その代わりになるものの用意がある、それなら用意できるといった用い方になりますが、前述のように、本来の意味での代わりではない、全く違う内容になるといった使い方もまま見られます。

例えば、「そちらのイベントは既に締切を過ぎてしまっているため、申し訳ありませんが参加の申込をお受けすることができません。

代わりと言ってはなんですが、開催記念のグッズをお送りいたしますのでどうぞお納めください」
といったような用い方がそれになります。


「代わりと言ってはなんですが」を使った例文

・『代わりと言ってはなんですが、弊社の社用車であれば用意できますので、そちらでもよろしいでしょうか』
・『その代わりと言ってはなんですが、○○であれば当日でも見学が可能です』

「代わりと言ってはなんですが」の類語や言い替え

・『代わりにはならないかも知れませんが』
こちらもそれが本来の内容の代わりにはならないかも知れないが、という使い方になる表現です。

ほとんど同じ意味で使われていますが、こちらの方がそれでは不十分だというニュアンスがやや強く、それでは代わりとしては不十分だろうと使う側がよく分かっている場合に用いることが多いです。

まとめ

「代わりと言ってはなんですが」は、それでは本来のものの代わりにはならないかも知れないが、という意味で用いられています。

この後にはその代替になる提案を続けますが、本来とは全く違う内容になっても構わず、その時にもそれが代わりになる(それではどうか)という使い方になります。

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