「以下の日程候補をご提案いたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「以下の日程候補をご提案いたします」とは? ビジネス用語

ビジネスマンは忙しいのが通例ですから、スケジュール調整は重要な仕事の1つです。

「以下の日程候補をご提案いたします」というフレーズも、そのような場面で使用されるものであり、今回はこれについて解説いたします。

「以下の日程候補をご提案いたします」とは?

まず「以下の」とあることから、このフレーズが文書の中で使用されるものであることが理解できるはずです。

つまり、メールなどのように横書きの文書の中で、このフレーズより下に「目的の内容」が記載されているということを示しています。

「日程」の意味も、何となく理解できていても明確に言葉にすると難しいので、一応確認しておきましょう。

スケジュールとも言われますが、「仕事や旅行などの日毎の予定」という意味です。

「候補」は、この場合「何らかの目的で選択される対象の人や物事」という意味として使用されています。

そして、最後の「ご提案いたします」は、「ご〜いたす」の謙譲表現パターンに、丁寧表現の「ます」が付いた形です。

以上のことからこのフレーズは、「これより下に記載してあるスケジュール案を提案します」という意味の謙譲表現となるわけです。


「以下の日程候補をご提案いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

先程も説明したとおり、「以下」という記述から、このフレーズはメールなどの文書の中で使用されていることが大堰堤です。

言うまでもなく、会合やイベントなど、開催予定を予め決めておく必要があることに関する文書の中で使用されます。

また、「日程候補」については、単独の場合もあれば複数提案されている場合もあるでしょう。

複数案の場合は選択をしてもらうことを意味しますが、単独案であれば単なる可否を聞いていることになります。

更に、謙譲表現が使用されていることから、フレーズの使用相手は外部の取引先もしくは内部であれば上司等が考えられます。

例えば、取引先の担当者と商談する必要があり、日程調整が必要な場合に、「商談させていただきたいので、以下の日程候補をご提案いたします」などと用います。


「以下の日程候補をご提案いたします」を使った例文

それでは、上記以外に考えられる、実際にあり得る使用例を挙げてみましょう。

・『創業50周年記念行事の開催日について、以下の日程候補をご提案いたします』
・『次回お伺いさせていただく日時につきまして、以下の日程候補をご提案いたします』

「以下の日程候補をご提案いたします」の類語による言いかえ

「以下の」については、「下に記載してある」という意味の「下記の」がもっとも適切な言い替えとなります。

「日程候補」については、「スケジュール案」「スケジュールプラン」または「日時案」などが考えられます。

更に「ご提案いたします」については、「(候補を)挙げる」の謙譲表現である「お挙げする」を用いましょう。

以上のことから、このフレーズの言いかえ表現としては、「下記のスケジュール案をお挙げします」が候補となります。

まとめ

「以下の日程候補をご提案いたします」とは、外部の取引先や上司などに、会合や催事などの日程の予定を提示するものです。

日提案については複数の中から選択してもらう場合もあれば、単独で単なる可否を尋ねる場合もあり得ます。

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