「任せていただき」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「任せていただき」とは?
このフレーズの「任せる」は、物事の処理や判断、仕事などをしなければならない人が、他の人に依頼し、その人の責任で自由に処理・判断させるという意です。
この語句には委ねる(ゆだねる)という意味があります。
「いただき」は動詞「いただく」の連用形で、上位の者としてもらう状態にというニュアンスがあり、例えば上長から、上長が持っていた権限を自身の責任のもとで任せてもらう状態になること、すなわち権限を委ねられることを意味します。
「任せていただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、上述した通り、物事の処理や判断を委ねられた場合に使う他、例えばお客様に対して何か仕事を任せて欲しいと言った場合にも使われます。
このように、任せられる前の状態の場合と、任せられた後の状態の2通りの意味に使われます。
前者は、例えば新年度より課長職を任命された人が上長に対して(課長職を)「任せていただき(ありがとうございます)」といった使い方をします。
また、後者では「当社にお任せいただきますと、さらに10%お安くできます」といった使い方になります。
後者では、「当社にお任せいただきましたが、残念ながらご希望の商品は入手できませんでした」などといった、できなかった場合でも使うことがあります。
「任せていただき」を使った例文
・『御社の大事なセキュリティーを任せていただき感謝いたします』
・『警備のお仕事を任せていただきました』
・『そちらの件につきましても、私どもにお任せいただきたく存じます』
「任せていただき」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『一任していただき』
「一任」は、その件に関してすべてを任せるという意味になります。
よって、すべて任せてもらえればという意になり、「任せていただき」よりも責任範囲がやや明確な印象を与える表現です。
また、後に特別な特典やサービスなどができるといったニュアンスもイメージさせる表現です。
まとめ
このフレーズは、それを任された時、またはそれを任せてもらたい時に使う表現です。
また、そうしてもらったけれどもといった用い方もできます。
ビジネスシーンではよくある光景ですので、使えるようになっておきましょう。