一般的にもよく使われる「休みます」というフレーズがあります。
このフレーズについて、ビジネスの観点から考えてみたいと思います。
「休みます」とは?
「休みます」は文法的には「休む」という動詞の連用形「休み」に、丁寧表現を作る助動詞「ます」が付いたものです。
そのまま、「休む」ということを丁寧に表現したフレーズであることはおわかりになりやすいかと思います。
通常、このフレーズが使用される場合は、「休むことが予定にないのに休む」ケースであり、予定外の休みに使用されるフレーズです。
具体的に考えてみると、元々土日に勤務や営業がない通常の企業などで、「土日休みます」と会社側や顧客に伝える必要はないことはおわかりになるでしょう。
しかし、勤務日や営業日に休む場合には「休みます」と連絡する必要があり、この点がこのフレーズの使用条件になります。
「休みます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズがビジネスで使用される場合は、個人的な休みと企業の営業や活動についての休みの両方が考えられます。
個人的な休みとは、具体的に言えば有給休暇や病欠などで、勤務日に休みたい場合のことです。
「今日は休みます」のように職場に連絡します。
一方、企業の営業や活動の休みの場合には、営業日にイレギュラーな休みが入る場合の使用であり、「本日休みます」のように用います。
丁寧表現ではありますが、敬語としては弱めですので、「休むこと」について迷惑をかけているという意識は相手に伝わりにくい側面があり、その点には注意が必要でしょう。
「休みます」を使った例文
それでは上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『熱があるので休みます』
・『棚卸しのため休みます』
・『店内清掃につき休みます』
「休みます」の言い替え
「休むこと」をどう表現するかが問題になります。
・「休業いたします」
企業が休む場合によく用いられます。
営業を休むという意味の謙譲表現です。
・「休ませていただきます」
相手に遠慮しつつ休むことを表現しています。
個人でも企業でもよく使用されます。
まとめ
「休みます」とは、個人もしくは企業が、本来の勤務日や営業日に休む場合に用いるフレーズです。
相手への申し訳ないという気持ちが伝わりづらいフレーズですので、その点は注意が必要です。