この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「倍旧のご贔屓の程」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「倍旧のご贔屓の程」とは?
「倍旧のご贔屓の程」のフレーズにおける「倍旧」の読みは「ばいきゅう」で、文字通りの意味は「これまでの倍」ですが、ここでは「これまで以上」といった意味で使われています。
次の「ご贔屓」の読みは「ごひいき」で、「目をかけて、便宜をはかること」を意味する「贔屓」に、敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
また最後の「程」は断定を避け、表現を和らげる言葉です。
したがって、「倍旧のご贔屓の程」のフレーズは、「これまで以上に目をかけて、便宜をはかるよう」といった意味の表現です。
「倍旧のご贔屓の程」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「倍旧のご贔屓の程」のフレーズは、この後ろに願望表現を付けて「倍旧のご贔屓の程、お願い申し上げます」等としてよく使われます。
これまで贔屓にしてもらっている人に対し、新年の挨拶等の改まったタイミングで、一層贔屓にしてほしいとお願いするフレーズです。
「倍旧のご贔屓の程」を使った例文
・『倍旧のご贔屓の程、よろしくお願い申し上げます』
・『本年も倍旧のご贔屓の程、お願いいたします』
・『本年も倍旧のご贔屓の程、心よりお願い申し上げます』
「倍旧のご贔屓の程」の類語や言い換え
「倍旧」の類語としては「これまで以上」が挙げられ、このフレーズは「これまで以上のご贔屓の程」と言い換えることができます。
また、「ご贔屓」の類語としては「ご愛顧」や「お引立て」や「ご支援」が挙げられます。
したがって、このフレーズは「倍旧のご愛顧の程」や「倍旧のお引立ての程」や「倍旧のご支援の程」と言い換えることができます。
まとめ
「倍旧のご贔屓の程」のフレーズは、「これまで以上に目をかけて、便宜をはかるよう」といった意味の丁寧な表現です。
