人の体調についてを気遣う表現としては、「健康に留意してお過ごしください」はよく使われるものです。
一見問題ないように見えますが、実は注意が必要な表現でもあります。
使い方や注意点などを確かめて行きましょう。
「健康に留意してお過ごしください」とは?
健康に気をつけて日々を過ごして欲しいと願っている気持ちを、相手に伝える時の表現です。
「留意」は心に留める、気をつけるとの意味があります。
「健康に留意してお過ごしください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事やプライベートで関わる人の、身体を気遣いたいと思うことがあります。
例えば体調を崩しやすい猛暑や極寒の時期や、相手が病気や怪我をした場合ですが、そんな時に「健康に留意してお過ごしください」を使うことができます。
これは対面で述べるのはもちろん、メールや挨拶状の中でも使うことは可能です。
その際には「猛暑が続いておりますので」「体調を崩されているとのことで」などのように、状況を絡めた言い回しをするほうが、気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
ただし「お過ごしください」は若干上から目線であると言われることもあるので、気になる場合は言い替えが必要でしょう。
「健康に留意してお過ごしください」を使った例文
・『近頃は猛暑が続いておりますので、健康に留意してお過ごしください』
・『風邪をひかれているとのことで、健康に留意してお過ごしください』
「健康に留意してお過ごしください」の類語や言い替え
「ご健康をお祈り申し上げます」は、相手が健康に過ごせるよう願っていることを、丁寧に言う表現です。
「健康にはくれぐれも留意なさってください」は、何度も心を込めて願う意味の「くれぐれも」と、するの尊敬語「なさる」を用いた丁重な表現となります。
「お身体にはご留意ください」は、過ごすを除いて簡潔に述べる表現です。
「お体に気をつけてお過ごしください」は、留意を意味する「気をつける」を使い、若干カジュアルにした言い方となります。
「体調に気をつけてください」は、普段の会話には使いやすい言い方です。
まとめ
相手が健やかに過ごせるよう願う気持ちを伝えられる表現が、「健康に留意してお過ごしください」です。
これは気候や体調の状況を絡めて言ことが適切ですが、上から目線に捉えられることには気をつける必要があります。
言い替える場合は、「ご健康をお祈り申し上げます」などを使うこともできるでしょう。
