「見習わせて頂きます」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語や言い替え」を分かりやすく解説していきます。
「見習わせて頂きます」とは?
「見習わせて頂きます」とは、「見習わせてもらう」を意味しているビジネス用語です。
「見習わせて頂きます」という言葉の「見習う」とは、「相手の実際の仕事ぶりや言動などを見て学ぶことや真似すること」を示しています。
「見習わせて頂きます」の「頂きます」は、「もらいます」を意味する謙譲語+丁寧語です。
ただし、「見習わせて頂きます」のかたちでは補助動詞として使われているので、「頂きます」の漢字ではなく「いただきます」の平仮名で書くほうが正しい表記になります。
「見習わせて頂きます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「見習わせて頂きます」のビジネス用語は、「相手の働き方や行動の仕方、技能などを見て学ばせてもらう」を意味して使うという使い方になります。
例えば、「会場設営の段取りを見習わせて頂きます」のような文章で使われます。
ビジネスメールの書き言葉だけではなく実際に会話するときの話し言葉でも使えます。
使うときの注意点は、「目上の相手に自分よりも優れた部分がある場合に、見て真似させてもらう」といった意味のニュアンスで使うということです。
「見習わせて頂きます」の正しい文章表現
「見習わせて頂きます」の正しい文章表現は、「見習わせていただきます」になります。
この「頂きます」は補助動詞であるため、漢字ではなく平仮名で表記するほうが正しいとされているからです。
「見習わせて頂きます」を使った例文
・『新入社員の教育方法について見習わせていただきます』
・『企業価値をアップさせるブランディングのやり方を見習わせていただきます』
・『短期的な利益ではなく長期的な企業成長を目標とする経営理念を見習わせていただきます』
「見習わせて頂きます」の類語や言い替え
「見習わせて頂きます」の類語・言い替えの表現を紹介します。
・『見習わせてもらいます』
・『見習わせていただきたく存じます』
・『お手本にさせていただきます』
・『参考にさせていただきます』
「見習わせて頂きます」を謙譲語ではない類語にすると、「見習わせてもらいます」になります。
「見習わせて頂きます」よりも丁寧な謙譲語として、「見習わせていただきたく存じます」も挙げられます。
「お手本にさせていただきます」や「参考にさせていただきます」も、相手の良い部分を見てお手本にしたり参考にしたりするの意味合いを持っている類語です。
まとめ
「見習わせて頂きます」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「見習わせて頂きます」の正しい表記は、「見習わせていただきます」です。
「見習わせて頂きます」の意味・使い方・例文・類語や言い替えを調べたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。
