「先日はお世話になりました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「先日はお世話になりました」とは? ビジネス用語

ビジネスシーンでは、お礼に関係する表現は多岐にわたります。

今回扱う「先日はお世話になりました」というフレーズもその一例であり、これより解説いたします。

「先日はお世話になりました」とは?

「先日」「せんじつ」と読み、意味は「近い範囲の過去の日」「このあいだ(間)」です。

具体的にどれほど前までの「日」に使えるかというのは、かなり難しい部分がありますが、概ね「3日前から1ヶ月以内」というのが共通理解とされています。

一方「お世話になりました」は、「お世話になる」と、丁寧表現の助動詞「ます」の連用形「まし」に、過去の助動詞「た」の終止形もしくは連体形が付いた「ました」の合体した形です。

「お世話になる」とは、「相手に助けてもらう」ことを意味するフレーズであると同時に、このフレーズだけでも「感謝」を表現することが出来ます。

つまり、「この間は助けてもらいました」という事実を呈示しつつ感謝を表すフレーズがこのフレーズであり、この後に具体的な感謝のフレーズが更に付け加えられることもあります。


「先日はお世話になりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスは人と人との協力で成り立っているため、同僚や上司、あるいは外部の取引先に至るまで、あらゆる場面で「世話になった」ことを感謝する意図で用いられます。

特に外部や上司に対して用いる場合には、このフレーズだけではなく、より具体的な感謝の表現をセットにして使用するべきです。

例えば、つい最近同僚に仕事を手伝ってもらった場合に、「先日はお世話になりました」のように用いることが考えられます。

一方で、取引先の担当者に世話になった場合には、「先日はお世話になりました。

また何かありましたらよろしくお願いいたします」
といった使用例があり得るでしょう。


「先日はお世話になりました」を使った例文

それでは、上記以外に考えられる例文を以下に挙げてみましょう。

・『お忙しい中、先日はお世話になりました』
・『先日はお世話になりましたので、改めて御礼申し上げます』

「先日はお世話になりました」の言い替え

「この間は助けてもらいました(ので感謝します)」という意味合いを出せるかがカギです。

「先般はご面倒をおかけしました」
「先般」「せんぱん」と読み、意味は「先ごろ」「この間」です。

「面倒をかける」「相手に自分のために労力をかけさせる」ことを意味しますので、両方を用いることで言い替えになります。

「過日はお力添えいただきました」
「過日」「かじつ」と読み、「先日」よりも広い範囲の過去の用いられますが、「先日」の意味でも使用可能です。

「お力添え」「助ける」という意味であり、「お世話になる」の代用となり得ます。

まとめ

「先日はお世話になりました」とは、近い過去において相手に助けてもらったことの事実の呈示と共に感謝を表すフレーズです。

相手が目上の場合には、このフレーズに、別途感謝を表すフレーズを付け加えることが無難と言えます。

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