ここでは「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」の使い方などを詳しく見ていきます。
「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」とは?
「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」は、その相手に何かの返送をお願いしていて、それがまだこちら側に届いていないという状況なので発送をお願いする際に使われる表現です。
このお願いの連絡をしたタイミングで相手がもう発送していて、まだ配達中のためにこちらに届いていないだけだという場合には失礼しました、と表現していることになります。
具体的な例では、この表現を使った連絡を10日に行ったとして、相手が前日の9日に発送していたものの、こちらへの到着予定が11日以降だったような場合、単に返送してくださいと伝えてしまうと失礼になってしまう懸念がありますが、この表現を使っておけば問題にならないという用い方になるという訳です。
「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」は、先のような状況でのみ用いられる表現のため、使えるシーンがかなり限られています。
まず、その相手に何かを送り返して欲しいとお願いしていることが条件になり、普通に考えて、もう届いてもおかしくないという時期になって初めて使える表現になります。
そのような時にまだ届いていません、返送はまだですかといった意味になる文言と共にこの表現を使うという具合で、これ以外の使い方をすることはありません。
主に文章で用いられるもので、メールでの連絡になると考えていいでしょう。
ビジネスシーンでこちらが要求した何かがまだ届いていません、という内容のメールには、この表現を使っておくのが礼儀となります。
「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」を使った例文
・『先日返送をお願いしました○○ですが、△日現在、まだこちらに届いておりません。尚、入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい』
・『○○の申込書ですが、早めにお送りいただけますようお願いいたします。入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい』
「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」の類語や言い替え
・『本連絡と行き違いになっております場合はご容赦ください』
こちらでは「入れ違い」を「行き違い」としていますが、同じように使える表現です。
「返送」と限定していないため、それ以外の何かを行ってもらえるようにお願いしている、といった場合にも使うことができます。
まとめ
「入れ違いで既にご返送いただいております際はご了承下さい」は、この表現を使う連絡の前に相手が既に返送していたことを考慮して使う表現になります。
使えるシチュエーションが限られていますが、ビジネスでまだ届いていないという連絡になる時には礼儀として使うものだと覚えておくといいでしょう。