何度も繰り返し起こることに関する表現には、「再三に渡り」があります。
しかし言葉に含む場合、幾つかの問題が出てくる表現のようです。
再三に渡りの気をつけたい点を含めて、使い方などご紹介します。
「再三に渡り」とは?
短い期間である出来事や結果が、二度も三度も繰り返される様子を表している表現です。
「再三に渡り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
日常の中では、ある事柄が何度も繰り返されることがあります。
その繰り返される場面を人に説明したり、何度もお願いや催促をしたり、謝罪をするなどの場面で「再三に渡り」を使うことができるでしょう。
その場合は「注意している」など、何が繰り返されているのか明確にすると良いです。
お願いの時には、「再三に渡りお願いしていますが」のように言えば、高圧的な印象に捉えられる可能性があります。
そのためお願いする場合には「恐縮ですが」など、申し訳ない気持ちを含める言葉を併せるのが良いです。
またネガティブな場面で使われがちな表現なため、目上に対しては使わないのが無難かも知れません。
そしてこの表現は短期間のうちに繰り返される意味を含むので、時間が経過してから使わないように気をつけてください。
「再三に渡り」を使った例文
・『再三に渡りお願いをして恐縮ですが、修正していただければと思います』
・『私は再三に渡り注意しましたが、まったく改善がされませんでした』
「再三に渡り」の類語や言い替え
「再三再四」は、同じことが何度も繰り返される様子について、強めて言う四字熟語です。
「重ね重ね」は、たびたび同じことを繰り返していることを表します。
「何度も」としても、同じことを繰り返す意味です。
「何度も何度も」は、何度もをさらに強調して、繰り返される回数が多いことを表します。
「幾度となく」の場合も、物事が何度も繰り返される様子を強調した言い方です。
「たびたび」「しきりに」としても、繰り返しの意味となります。
まとめ
何かの事柄が短期間に繰り返されることについて、「再三に渡り」と表現することができるのでした。
これは高圧的な印象になること、目上に使わないこと、時間が経って使わないなどには気をつけて使ってみてください。
「再三再四」など、別の言い方を考えてみるのも良さそうです。