この記事では、「勝手な申し出で申し訳ございません」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「勝手な申し出で申し訳ございません」とは?
「勝手な申し出で申し訳ございません」は、自分達の都合や要望を一方的に相手に伝えることをお詫びするクッション言葉です。
「勝手+な+申し出+で+申し訳ございません」で成り立っている語で、「勝手」は「他人のことはかまわないで、自分だけに都合がよいように振る舞うこと」、「な」は接続助詞、「申し出」は「自分から言いだすこと」、「で」は接続助詞、「申し訳ございません」は「申し訳ない」の丁寧語で、「言い訳のしようもない」、全体で「自分だけ都合が良いことを言いだして言い訳のしようもない」の敬語表現になります。
「勝手な申し出で申し訳ございません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「勝手な申し出で申し訳ございません」は、相手に丁寧にお願いごとをする時の前置きとして使われます。
やむを得ない事情がある場合には、相手にお願いして譲歩してもらうことも大切です。
後にお願いする言葉が続きますので、丁寧な表現を心がけましょう。
「勝手な申し出で申し訳ございません」の正しい文章表現
「勝手な申し出で申し訳ございません」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『勝手を申し上げまして大変恐縮でございます』
「申し出」と「申し訳」で「申し」が重なるのでくどいと思う時の言い換えを紹介します。
「恐縮」は「申し訳なくて身のすくむ思い」という意味で、意味を変えずスッキリした表現になります。
「勝手な申し出で申し訳ございません」を使った例文
「勝手な申し出で申し訳ございません」を使った例文は以下の通りです。
・『勝手な申し出で申し訳ございませんが、打ち合わせの開始時間を30分ほどずらしていただけますか』
・『勝手な申し出で申し訳ございませんが、〇〇の資料もお送りいただけますと幸いです』
「勝手な申し出で申し訳ございません」の類語や言い替え
「勝手な申し出で申し訳ございません」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『こちらの都合ばかりで大変申し訳ございません』
・『ご無理を申しまして大変申し訳ございません』
・『不躾なお願いで大変恐縮にございます』
まとめ
今回は「勝手な申し出で申し訳ございません」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
