正しい言い方なのか、誰かに聞きたくなる敬語もあるものです。
「及ばずながら尽力」の適切な使い方と類語をチェックしていきましょう。
「及ばずながら尽力」とは?
この場合の「及ばずながら」とは、自分のスキルを謙遜する言い回しです。
「少ししかお役に立てませんが」と控えめにお伝えする言い方です。
また「尽力」は力のかぎり尽くすことをいいます。
そのため「及ばずながら尽力」で「期待に添えられるか分かりませんが、精一杯できる限りのことを」といったニュアンスが含まれています。
申し出る時のひと言といえるでしょう。
「及ばずながら尽力」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
できる限りのことは全部やりたい、このような前向きな気持ちを示しているのが「及ばずながら尽力」にあたります。
「及ばずながら」と謙遜するクッション言葉を置くことによって、偉そうに見えない文面に整っています。
「お役に立てないかもしれませんが」と控えめに自分の力量をお伝えする言い方で、嫌味なく相手のサポートをしたい時、手伝いたい時に取り入れてみましょう。
一方で新人スタッフの方を前にして「及ばずながら尽力」を用いると、スキルの差を見せつけているようで、嫌味に感じられることも。
言葉のさじ加減を学んで、明るい会話に役立てていきましょう。
「及ばずながら尽力」を使った例文
・『及ばずながら、尽力させていただきます』
・『及ばずながら尽力いたします。ご指導よろしくお願いいたします』
「及ばずながら尽力」の類語や言い替え
似ている言い方に「及ばずながらお力添え」もあります。
「お力添え」は間違えやすいのですが、基本的には相手のサポートに用いる表現。
「尽力」は自分の手伝い、相手のサポート、どちらにも使えるのでその差を覚えておきましょう。
言い替えに「微力ながらお手伝いさせていただきます」があります。
まとめ
「及ばずながら尽力」を解説しました。
色々なビジネス敬語を知っていると、博識ある人と思ってもらえます。
敬語力を引き上げて、スキルを磨いていきましょう。
