正しいビジネス敬語を弁えておくと、知識ある人を演出できます。
「取り合い進めてまいります」の使い方を見ていきましょう。
「取り合い進めてまいります」とは?
「取り合い」とはリフォームの現場で用いられている専門用語。
2つの素材の接触面をいいます。
また2者のものが、同じ物を取り合うこともあらわします。
一方で「進めてまいります」は「進める」の動詞を、後ろの「まいります」が補う謙譲語表現です。
「進めていきたいと思います」このようなニュアンスが含まれています。
「取り合い進めてまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらのフレーズは少々ややこしい日本語です。
「取り合い」と「進めてまいります」はミスマッチなので、思いきって「取り合い」を省いていくとすっきりした日本語になります。
「進めてまいります」とシンプルに用いていきましょう。
ちなみに「進める」は自らの手で動かしていくという役割があります。
例えば会議の進行役として場を仕切っている立場であれば「ランチ休憩を挟んだのち、午後の会議を進めてまいります」と言い切る際に使えます。
文法として間違っていないフレーズなので、進行役として堂々と用いていきましょう。
「取り合い進めてまいります」を使った例文
・『来月の中旬から、工事を進めてまいります』
・『予定通り、会議を進めてまいります』
「取り合い進めてまいります」の類語や言い替え
類語に「とりあえず、このまま進めてまいります」があります。
「とりあえず」は会話文で使われるものの、フォーマルな場では不適切な言い方です。
その場しのぎ、一時的という印象も与えてしまうので、極力使わないようにしましょう。
言い替えの表現として「進めさせていただきます」があります。
「させていただく」は相手の許可を得て、こちらが利益を得る状況で使います。
例えば「数回に分けて、治療を進めさせていただきます」と用いられています。
まとめ
「取り合い進めてまいります」の使い方を見てきました。
正しいフレーズを知って、敬語の達人を目指してください。