ここでは「困難な状態」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「困難な状態」とは?
「困難な状態」は、何かを成し遂げるのが難しい状態だという意味で用います。
「このままだと、納期内に仕上げるのは困難な状態です」と使った時には、今のままでは納期内にそれを終わらせるのは難しいと言っており、「必要な部品の確保が困難な状態なので、現在受注を停止しています」のように用いると、それを作るために必要になる部品を入手するのが難しい状態のため、その注文は受け付けていないと使っている例になります。
頭に「とても」とつけて、更にその難しさを強調した使い方もされています。
「困難な状態」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「困難な状態」は、挙げた2つの例のように、その状態のために何かができない、困っているといった用い方が多く見られますが、「困難な状態だったが、それを乗り切ることができた」といったように使うこともでき、そういった状況を脱出したと言っています。
また、「困難な状態に陥るところだったが、そうとはならずに済んだ」とすれば、何かが難しい状態にはならなかったと用いています。
この表現は何かをするのが難しい状態自体を表しているので、そのような色々な使い方をすることができます。
「困難な状態」を使った例文
・『まさかこんなに困難な状態に陥るとは思わなかったので困惑している次第です』
・『そこまで困難な状態でもないので、何とか対処できると思っています』
「困難な状態」の類語や言い替え
・『困難な状況』
「状態」を「状況」とした表現で、何かの情勢として用いる時にはこの方が向いています。
例えば、機械の調子が悪くて困っているといった時には「状態」の方が適しており、会議で結論が出さないためにまとまらないといった時には「状況」を使う方が合っています。
ですが、明確な使い分けをしないと間違いになる訳ではないため、そこまで厳密にどちらを使うか悩むことはありません。
まとめ
「困難な状態」は、何かを成し遂げるのが難しいという意味で使われる表現です。
そのような状態自体を表しているため、そうだと使うだけでなく、そうはならないように、そうなるところだったなどといった色々な用い方をされています。
