「在職中は大変お世話になりました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「在職中は大変お世話になりました」とは? ビジネス用語

「在職中は大変お世話になりました」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「在職中は大変お世話になりました」とは?

このフレーズは形式的な挨拶文ではありますが、退職時の挨拶などで必ずと言ってよいほど使用される言いまわしです。

この語句は「在職中」「は」「大変」「お世話になりました」で構成されています。

「在職中」とはその職務に就いている期間のことを言います。

「在職中」と似た言葉に「在任中」という表現がありますが、意味合い的に少し異なります。

共通文字である「在」は就いているという意ですが、この就いている対象が「職」「任」かの違いとなります。

「職」の方は仕事に就いている期間を表わし、「任」は任務に就いている期間を表わします。

具体的には、今就いている仕事を辞めて会社を退職するような場合は「在職中」を、異動や転勤などで会社を辞めるわけではなく別の部署で新たな任務につく場合は「在任中」を使います。

「は」は主題を表わす助詞、「大変」は程度が甚だしい様子を表わし、「お世話になりました」は相手の動作・状態を敬う接頭辞「お」「世話になる」の過去形を丁寧な表現にしています。

なお、このフレーズは敬語表現にもなっているため、目上の人にも使えます。


「在職中は大変お世話になりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズを使うシーンは基本的に退職時です。

最終出社日に所属部署で行なう挨拶や個人単位の挨拶回り、送別会での挨拶などで使用します。

また、部署挨拶や挨拶回り、送別会などで直接挨拶ができなかった社内や取引先の人には、退職後すぐにメールを送るなど早めにお礼・感謝の言葉を送るようにしましょう。

なお、退職時の挨拶の際に注意すべき点として次の点を注意してください。

定年退職で辞める場合など特に差し障りのない理由以外の具体的な退職理由や転職先については触れないこと、またたとえ会社に不満などがあって辞める場合でもネガティブな内容は避けるようにしましょう。

回りの雰囲気や心証を悪くするだけです。


「在職中は大変お世話になりました」を使った例文

・『このたび○月○日をもって定年退職いたします。在職中は皆様には大変お世話になりました』
・『このたび、一身上の都合で○月○日付けで退職することになりました。在職中は大変お世話になり、ありがとうございました』

「在職中は大変お世話になりました」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『〜お力添えいただきありがとうございました』
・『〜お引き立て頂きありがとうございました』
・『〜ご高配を賜りありがとうございました』
・『〜ご愛顧を賜り感謝申し上げます』
・『〜格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます』

まとめ

この言いまわしは会社を退職する際に、社員の前やメールでお礼・感謝の挨拶を述べる時に用いる丁寧なフレーズと認識しておきましょう。

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