「導入を検討しております」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「導入を検討しております」とは? ビジネス用語

ここでは「導入を検討しております」の使い方やその際の注意点、それに対する返答例などを詳しく見ていきます。

「導入を検討しております」とは?

「導入を検討しております」は、その対象を取り入れることを考えている、と伝えるために使われる表現です。

ここでの対象とは設備やシステムなどのことで、それを取り入れて使用することを表現していると考えていいでしょう。

文章で用いられることが多く、多くの場合でそのために費用が掛かることになるため、ビジネスシーンで相手の会社の新製品を紹介されたような際に、「弊社で有効に活用できそうなので、導入を検討しております」などという使われ方になります。

この表現を使った時点ではまだ検討中という段階のため、その後どうなるのかは不明ながら、この表現を使ってそうだと伝えた時には相手側に少なからず期待をさせることになるので、その点に注意をして使わないといけません。


「導入を検討しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「導入を検討しております」と伝えた後に、やはりそれは見送ったというケースがあっても、それはそれで構いません。

「検討」はあくまで考えているという意味であり、「前向きに」「いい方向で」などとその前につけない限り、後から断ったとしてもそれほど失礼になることはありません。

ビジネスシーンではこの「検討」は結論を先延ばしにするために用いられることも多い言葉なので、何度か同じように「検討している」と使われた場合には、最終的に期待はできないといったケースも多いです。

「導入」という言葉を用いている表現のため、それなりの規模で費用も掛かる設備やシステムが対象になる場合が多くなるだけに、少しだけ期待をしていいものの、過度のそれはしない方が無難です。


「導入を検討しております」を使った例文

・『御社の会計システムの導入を検討しております』
・『EV車専用の急速充電装置の導入を検討しております』

「導入を検討しております」の返答や返信

「導入を検討しております」と使われた側は、それだけでは先のように、そこまでの期待はしない方がいいでしょう。

ですが、少なからずその対象に興味をもってもらえているのは間違いないので、少しでも相手にそれを促すために、「ご検討いただきました、ありがとうございます。

ご不明な点やご希望がありましたら、何でもご相談ください」
などと返答するのがいいでしょう。

実際にそのような連絡があった場合には、期待も高まるというものです。

まとめ

「導入を検討しております」は、対象になるものを取り入れようと考えていると伝えるための表現です。

それによって相手に少なからず期待をさせてしまうことになるので、本当にそれを考えている時にだけ使うのが通例になります。

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