「執り行いますので」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「執り行いますので」とは? ビジネス用語

ここでは「執り行いますので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「執り行いますので」とは?

「執り行いますので」は、何かを実施するという意味になる表現です。

「行いますので」としても同様の使い方ができますが、それを少し重くした表現になり、比較的大きな行事や式典などを開催するといった時に用いられています。

例えば、「来週月曜日に入社式を執り行いますので、今週はその準備で大忙しです」などという使い方になり、そこまでいかなくとも、ビジネスシーンではそれなりに大きな会議などに対して使われる場合が多く見られます。

よって、部署内のミーティングの類いに用いると大袈裟に聞こえてしまうため、そういった使い方には向いていません。


「執り行いますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「執り行いますので」は、ビジネスでは先の入社式や表彰式など、比較的大きな行事を対象に用いられる表現です。

そのため、日常的に見聞きするものでもなく、この表現が使われる時にはそれに全く無関係であれば別ですが、一応でも気にしておいた方がいい場合が多いと言っていいでしょう。

厳かな行事、イベントなどを実施すると使うのに向いている表現になるので、ビジネスシーン以外では「故○○氏の葬儀を執り行いますので〜」といったような使い方や、「卒業式を執り行いますので〜」のように用いられる表現となっています。


「執り行いますので」を使った例文

・『明日午後より臨時の役員会議を執り行いますので、その準備も含めて第一会議室は終日使用できません』
・『今年は○月△日に卒業式を執り行いますので、関係各位にそのように連絡しておいてください』

「執り行いますので」の類語や言い替え

・『執行しますので』
使っている漢字は一緒ですが、より厳粛に何かを実行するという使い方になります。

「強制的に先の措置を執行しますので〜」「議員選挙を執行しますので〜」などと、「執り行いますので〜」とするより重い対象に用いるのに向いています。

まとめ

「執り行いますので」は、何かを実施するので、という意味で使われています。

それなりに大きな行事や式典などが対象になる表現のため、そこまでの対象ではない場合には「行いますので」と言い替えて使うといいでしょう。

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