「多岐にわたります」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「多岐にわたります」とは? ビジネス用語

ここでは「多岐にわたります」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「多岐にわたります」とは?

「多岐にわたります」は、色々な方面に分かれているという意味になります。

それだけ種類や分野などがあるといった使い方になり、「弊社が販売する製品は、個人向け、企業向けなど多岐にわたります」などと用いられます。

この場合、販売している製品の種類や分野がそれだけ色々とあると言っており、「パソコンの用途は多岐にわたります」と用いれば、パソコンは色々な方面で利用できるものだと使っています。

これらの用い方はいい方向で使っている例ですが、逆に悪い意味で用いることもできます。


「多岐にわたります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「多岐にわたります」は、先のように、悪い意味で使うこともある表現です。

「この地震の被害は多岐にわたります」といったような使い方がそれになり、その地震によって色々な種類の被害が出ていると用いています。

この時には「多岐にわたる被害が出ています」と言い替えることができ、前述のいい方向で使った例も「多岐にわたる製品を販売しています」のように使われる場合があります。

その「多岐にわたる」という用い方も合わせて、具体的な種類や分野は挙げずに使える表現です。


「多岐にわたります」を使った例文

・『あのアーティストの活躍は様々な企業とコラボした作品など多岐にわたります』
・『すごい台風だったため、被害を受けた地域は多岐にわたります』

「多岐にわたります」の類語や言い替え

・『広範囲にわたります』
この「範囲」としても、よく似た意味になり、こちらを使っても同じ意味を表現できる場合も多く見られます。

ここで挙げてきた例の中では、悪い意味になる使い方をした「この地震の被害は〜」「すごい台風だったため〜」はこちらを用いてもほとんど同じで、用い方によってはもちろんいい方向で使った場合の言い替えにもなります。

まとめ

「多岐にわたります」は、色々な方面に分かれているという使い方で用いられています。

その対象にそれだけ種類や分野があるという意味になり、それがいい方向に繋がる使い方だけでなく悪い意味になってしまう用い方もされている表現です。

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