この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「差し支えございませんので」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「差し支えございませんので」とは?
「差し支えございませんので」のフレーズにおける「差し支え」の読みは「さしつかえ」で、「支障、都合の悪い事情」を意味する言葉です。
次の「ございません」は「ありません」のより丁寧な表現です。
そして、最後の「ので」は、後に述べられる原因や理由を表す言葉です。
したがって、「差し支えございませんので」のフレーズは「支障がありませんので」や「支障がないので」との意味の敬語表現となります。
「差し支えございませんので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「差し支えございませんので」のフレーズは、目上の人から、何らかの提案を受けた際に、それに対して問題ありません、支障ありませんと答える表現です。
このフレーズの最後には「ので」が付けられているので、その後ろには、だから次にどうしてもらいたいかなどの表現が続けられます。
その内容は、もちろん肯定的なものとなります。
例えば、取引先の方との交渉の中で、金額等を議論し、最終的に先方が提示した金額に納得した場合に、「その金額で差し支えございませんので、早速工事日程等を詰めてください」等と使われます。
「差し支えございませんので」を使った例文
・『明日中にご返信いただければ差し支えございませんので、何卒よろしくお願いいたします』
・『分納でも差し支えございませんので、今月中に10万個の部品納入が可能か、ご検討くださいますようお願いいたします』
「差し支えございませんので」の類語や言い換え
「差し支え」の類語としては「差し障り」や「問題」が挙げられます。
したがって「差し支えございませんので」のフレーズは、「差し障りございませんので」や「問題ございませんのでと言い換えることができます。
また、このフレーズは肯定文を使った「構いませんので」と言い換えることもできます。
まとめ
「差し支えございませんので」のフレーズは「支障がありませんので」や「支障がないので」との意味の敬語表現です。
最後に理由や原因を表す「ので」の言葉が付けられているので、このフレーズの後ろには、次にどうしてほしいかといった表現が続けられます。