適切な使い方なのか、分からなくなる敬語もあるものです。
「引き続きご検討くださいますよう」の正しい言い方と、類似表現についてチェックしていきましょう。
「引き続きご検討くださいますよう」とは?
この場合の「引き続き」とは「これからも」という意味合いがあります。
「ご検討」とは、こちらの提案に対して前向きに考えてもらうことを指します。
「くださいますよう」は依頼やお願い文に使われる、丁寧な敬語にあたります。
そのため「引き続きご検討くださいますよう」で「引き続いて検討を続けてもらうよう」と訳せます。
明るく商談や契約を進めていきたい時の、依頼文といえるでしょう。
「引き続きご検討くださいますよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
新製品のご紹介、新プランのご案内をお客様に提案する機会もあるものです。
営業シーンを連想させるのが「引き続きご検討くださいますよう」という言い方です。
丁寧なフレーズに思えますが、一方で「引き続き」が少々引っかかります。
通常「引き続き」は「引き続き、よろしくお願いします」と使い、変わらぬお付き合いをお約束する表現です。
この場合は「引き続いて検討を続けていく」という意味合いになってしまうので、気になる場合はそれに代わる言葉をおぎなう、あるいは「引き続き」を省いて使用してもいいでしょう。
読みやすい敬語を目指してみてください。
「引き続きご検討くださいますよう」を使った例文
・『お手数ですが、引き続きご検討くださいますようお願い申し上げます』
・『ご多忙の時に恐れ入りますが、引き続きご検討くださいますようお願いいたします』
「引き続きご検討くださいますよう」の類語や言い替え
似ている言葉に「何卒ご検討くださいますよう」が挙げられます。
「引き続き」の代わりに「何卒」を使っても、落ちついた言い方になるでしょう。
言い替えに「前向きにご検討くださいますよう」が挙げられます。
まとめ
「引き続きご検討くださいますよう」を解説しました。
正しい言い方を知っていると、胸を張って業務に取り組めます。
教養を深めて、社会人生活を楽しみましょう。
