「従うものとします」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「従うものとします」とは?
これは、従う扱いにすることを表現しています。
「従うものとする」は、何かに従うと取り決めるような表現になります。
つまり、何かに対して従うように扱う場合に、「従うものとする」と表現できるのです。
なお、ここでは「する」を丁寧語に言い換えています。
「従うものとします」にすることで、相手に与える印象を丁寧なものにしているのです。
「従うものとします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
たとえば、トラブル対応マニュアルを説明していたとします。
そして有事の際は上司の判断に従うことを、聞いている相手に伝えることにしたのです。
このような場面で、「有事の際は、上長の指示に従うものとします」と述べるとよいでしょう。
これにより、上長の指示に従う扱いにすることを、上手に伝えられるのです。
なお、「従うものとします」を使う場合は、語尾の表現に注意しましょう。
たとえば、「従うものといたします」は謙譲語になります。
また、「従うものとする」にすれば平易な言葉遣いになるのです。
「従うものとします」を使った例文
「従うものとします」を使った例文として、以下のようなものが挙げられます。
・『何か起きたら、マニュアルに従うものとします』
・『できるかぎり、リーダーの指示に従うものとします』
「従うものとします」の類語や言い替え
「従うものとします」を同じような意味で言い換える場合には、いくつかの方法があります。
たとえば、「従うこととします」が類似表現と言えます。
また、「従うものと定めます」や「従うものと扱います」なども同じような意味で使用できるのです。
さらに、「従うものといたします」にすれば謙譲語を使った形にできるのです。
まとめ
これらのことから、「従うものとします」をビジネスメールや会話で活用できると分かります。
実際の状況に応じて、上手に活用するとよいでしょう。
